革新的技術による脳機能ネットワークの全容解明(革新脳)

霊長類(マーモセット)の高次脳機能を担う神経回路の全容をニューロンレベルで解明することにより、ヒトの精神・神経疾患の克服や情報処理技術の高度化に貢献します。

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第3回日本医療研究開発大賞:村山正宜チームリーダーがAMED理事長賞を受賞

革新脳プロジェクト 中核拠点(理化学研究所 脳神経科学研究センター)の村山正宜チームリーダーが第3回日本医療研究開発大賞 AMED理事長賞を受賞しました。

「触覚関連疾患の脳内メカニズム解明に繋がる生理的な知覚とその記憶の神経基盤解明」における顕著な研究成果・業績が認められた結果です。1月10日には首相官邸にて表彰式が行われました(表彰式の様子はこちら)。

2020.01.15
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うつ病性障害における安静時脳波ベータ帯域パワーと将来の生活の質との相関解析

本研究により、うつ病性障害において安静時脳波測定で得られるハイベータ帯域パワー値が3年後の生活の質を予測することが明らかにされた。この所見は、安静時脳波測定で得られるハイベータ帯域パワー値がうつ病性障害の有用な生物学的指標になり得ることを示している。

2019.12.18

ストア作動性カルシウムチャネルが線条体ニューロンにおける遅いカルシウム振動に関与している

線条体ニューロンではカルシウムストアからのカルシウム放出に起因する遅いカルシウム振動が起こっている。我々は、線条体の 9 割以上を占める GABA 作動性ニューロンにおいて、ストア作動性カルシウムチャネルが機能していること、遅いカルシウム振動に関与していることを明らかにした。これらの結果は、ストア作動性カルシウムチャネルが線条体 GABA 作動性ニューロンでのカルシウムシグナル伝達に関与していることを示している。

パーキンソン病前駆期の動物モデルを作製―発症予防や進行抑制に向けた治療法開発の貢献に期待―

本研究では、パーキンソン病(PD)前駆期のモデル動物の作製に成功しました。PDの原因であり異常に蓄積しているタンパク質(αシヌクレイン)を、その本来の発現部位で増加させた遺伝子改変マウスを作製したところ、嗅覚の低下や睡眠異常(レム睡眠行動障害)などのPDの前駆症状に引き続き、ドパミン神経細胞の減少を認めました。本マウスは、PDの発症予防や進行抑制を目的とした治療薬の開発のための動物モデルとして有用であり、また創薬におけるPD発症前あるいは超早期PDに対する治療の標的と分子の発見にも貢献が期待されます。本研究成果は、英国の国際学術誌「Brain」に掲載されました。

複数の精神疾患に共通する大脳白質の異常を発見―統合失調症と双極性障害に共通の異常―

本研究では日本全国での多施設共同研究体制のもと、12の研究機関が連携して、4大精神疾患(統合失調症、双極性障害、自閉スペクトラム症、うつ病)におけるMRI拡散強調画像を用いた大脳白質構造についての大規模解析を行いました。統合失調症と双極性障害における大脳白質領域の異常は似通った病態生理学的特徴をもち、自閉スペクトラム症とうつ病における異常は軽微であり健常者に近い生物学的特徴を有していることがわかりました。本研究の成果は、近年進みつつある精神疾患の客観的診断法の開発に役立つと考えられます。本研究成果は、『Molecular Psychiatry』に掲載されました。

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