革新的技術による脳機能ネットワークの全容解明(革新脳)

霊長類(マーモセット)の高次脳機能を担う神経回路の全容をニューロンレベルで解明することにより、ヒトの精神・神経疾患の克服や情報処理技術の高度化に貢献します。

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2020.07.28
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革新脳DATA PORTAL・Marmoset Gene Atlas サービス一時休止のお知らせ

オフィスの改修工事に伴い、下記の期間におきましてサービスを一時休止させていただきますので、ご案内を申し上げます。
ご不便をおかけいたしまして、誠に申し訳ございませんが、ご了承くださいますようお願い申し上げます。

■サービスの休止日時
8月9日(日)9時 ~ 8月20日(木)17時

※作業の状況により終了時間が前後することがございますのでご了承下さい。

ヒト特異的な遺伝子を霊長類コモンマーモセットに発現させると、脳が拡大して脳のシワが作られた―ヒト大脳新皮質の進化過程を解き明かす―

本研究では、ヒトにしか存在しない遺伝子であるARHGAP11Bを発現する非ヒト霊長類コモンマーモセットを作製しました。ARHGAP11B遺伝子導入マーモセットの胎生後期の脳を解析したところ、大脳新皮質が拡大・肥厚し、脳回脳溝構造が、本来はない領域に形成されました。これは、神経前駆細胞の一種であるbRG細胞の増加に起因していることが分かりました。ARHGAP11Bによってもたらされた大脳新皮質の拡大は、進化の過程で起きたヒトの脳の構造的な変化に関連していると考えられます。本研究成果は「Science」に掲載されました。

統合失調症や双極性障害の男性患者ではセロトニン関連遺伝子のDNAメチル化状態が変化

本研究では、統合失調症および双極性障害患者末梢血においてセロトニントランスポーター遺伝子の高メチル化を同定しました。高メチル化状態は男性患者で顕著であり、偏桃体体積と逆相関を示すことを明らかにしました。精神疾患の分子病態の理解と将来的な治療診断薬の開発に貢献すると考えられます。本研究成果は「Schizophrenia Bulletin」に掲載されました。

2020.07.20
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ヒトECoGによるMMNとN1 adaptationの時空間的分離

聴覚MMNは逸脱刺激に対応する脳活動を反映する誘発電位成分であり、低次な聴覚応答に由来するのか、より高次な処理過程を反映するのか議論が分かれます。本研究は、MMNが低次な聴覚応答であるN1 adaptationと時空間的に分離されることを示しました。MMNの発生機序解明および関連する精神疾患の病態理解への寄与が期待されます。

2020.07.15
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母子手帳で評価した母乳栄養期間と早期思春期における背側および腹側線条体および内側眼窩回の体積との関連

本研究により、母子手帳をもとに評価された母乳栄養期間と早期思春期児童における脳の灰白質体積(背側および腹側線条体と眼窩前頭前野の体積)とが正の相関を示すことが明らかになりました。これらの結果は、母乳栄養が感情的発達に関連する脳領域の神経発達に重要な役割を果たしていることを示しています。

新しい脳内情報伝達様式を発見―病態の発症・治療への手掛かりに―

意欲行動の開始時には島皮質から線条体へ投射する神経の活動が下がります。にも拘わらず、受け手の線条体神経の活動は上がります。研究グループは、パルブアルブミン陽性の線条体介在神経が、上流の活動を逆転させて下流を興奮させるフィードフォワード脱抑制を仲介する責任細胞であることを明らかにしました。本研究成果は「Cell Reports」に掲載されました。

ミトコンドリアのマイトファジーを可視化する蛍光技術―パーキンソン病の診断と治療に貢献―

本研究では、リソソーム環境に耐性の蛍光タンパク質「TOLLES」を作製し、それを元にマイトファジーを定量的に可視化する蛍光センサー「mito-SRAI」を開発しました。mito-SRAIを用いて、パーキンソン病モデルマウス中脳のドーパミン神経において、マイトファジー不全と細胞死が相関することを示しました。さらに、76,000種の化合物の中からパーキンソン病治療薬の候補を見いだしました。本研究成果は「Cell」に掲載されました。

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  • 革新脳ウイルスベクターコア
  • Marmoset Gene Atlas
  • Brain/MINDS Data Portal

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