麻酔がもたらす脳の「時空間的孤立」-ヒトから線虫まで6種に共通する神経動態を発見-
2026-10-09
本研究では、ヒトから線虫までの6種を対象に、麻酔による神経活動の変化を種横断的に解析しました。機能的MRIやカルシウムイメージングから得られた時系列データを包括的に比較した結果、麻酔下では神経活動の時間的持続性が短縮し、脳領域間の同期性や動的特徴の類似性が低下することを発見しました。これらの変化は種や麻酔薬の違いを超えて共通しており、「神経活動の時空間的孤立」という麻酔時の脳状態を特徴付ける原理を明らかにしました。本成果は、意識や外界への反応性を支える神経機構の理解につながると期待されます。本研究成果は「Nature Neuroscience」に掲載されました。