マウス脳におけるタウのプリオン様伝播の実証—疾患特徴的な病理形成メカニズムの解明—
2026-10-07
アルツハイマー病(AD)や大脳皮質基底核変性症(CBD)では、脳内にタウタンパク質の異常な蓄積が認められます。本研究では、ADおよびCBD患者脳由来のタウ線維を野生型マウス脳に注入することで、注入したタウと同じ構造を持つマウスタウ線維が形成され、それぞれの疾患に特徴的なタウ病理が再現されることを示しました。本成果は、タウの構造の違いが、疾患特徴的な病理形成の根底にあることを示唆するものであり、タウオパチーの病態解明や治療戦略の開発に貢献することが期待されます。本研究成果は「Nature」に掲載されました。