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音声データから読み解く家族のコミュニケーション霊長類ASDモデル発見された変化

自閉スペクトラム症(ASD)は社会的コミュニケーション障害と反復行動を特徴とします。本研究では、胎生期にバルプロ酸(VPA)へ曝露したマーモセットをASDモデル動物として用い、生後発達に伴う家族内音声の変容を解析しました。VPA群では孤立性音声の増加、親和的音声の減少、反復パターンの変化、および音声パターンの発達的成熟の遅れが認められました。また、これらの変容は離乳後に顕著となり、親の体重減少と相関しました。以上より、家族レベルの音声解析は、社会性機能障害の非侵襲的病態指標となる可能性が示唆されました。本研究成果は、「iScience」誌に掲載されました。