神経のつなぎ目の個性を1細胞丸ごと可視化する新技術を開発 - 学習・記憶・脳神経疾患に関わる脳内情報伝達の全容解明に向けて大きな進歩 -
2025-11-12
新潟大学脳研究所の内ヶ島基政准教授、三國貴康教授らの共同研究グループは、脳内で情報のやり取りを担う神経回路のつなぎ目(シナプス)の個性を、神経細胞1個全体にわたって可視化・解析できる新技術「1細胞シナプトームマッピング法」を開発しました。この技術により、学習や記憶における脳内情報処理のメカニズムや、発達障害・認知症などの脳神経疾患の病態理解が一層進むことが期待されます。本研究成果は「Nature Communications」に掲載されました。