意識・無意識脳での神経のつながり方の可視化に成功
2026-02-10
-睡眠中に感覚応答を知覚できない脳の謎にヒント-
理化学研究所の村山正宜チームディレクターらの共同研究グループは、独自に開発した広視野2光子顕微鏡を用い、マウスの大脳皮質の神経活動を、多領域にわたり単一細胞レベルで大規模に記録・解析しました。無意識状態(睡眠・麻酔時)では、意識状態(覚醒)時と異なり脳の大脳皮質の機能的ネットワークが複数のサブネットワークに分離していること、サブネットワークを構成する神経細胞は脳の複数の領域に混在していることを発見しました。本研究成果を応用することで、脳損傷などに伴う意識障害や統合失調症、認知症などで臨床的に報告されている脳機能ネットワーク構造の変容を、細胞レベルで理解できる可能性があり、疾患の早期発見や、細胞に着目した治療戦略の立案に貢献することが期待されます。本研究成果は、「Cell Reports」に掲載されました。