精神神経疾患における炎症を起点とした全脳の神経回路変容の解明

参画期間:
FY2025-FY2029

代表者

古屋敷 智之
東京科学大学 大学院医歯学総合研究科 教授
近年、精神・神経疾患における炎症と神経回路変容の役割が注目されていますが、その関連性には不明な点が多くあります。本研究開発では、慢性ストレスや老化に伴う炎症が関与する精神・神経疾患モデルマウスを用いて、炎症を起点とした神経回路変容を可視化・操作して、そのメカニズムを明らかにします。また、多様な精神・神経疾患患者の脳画像を解析し、末梢血中の炎症関連分子・細胞との対応を検討します。これらの基礎・臨床研究を通じて、精神・神経疾患の予防・治療に資する新たなバイオマーカー・創薬標的の同定に貢献します。

分担者

髙橋 英彦
東京科学大学 大学院医歯学総合研究科 教授