他者への共感性を支える、自己と他者の情報の混合選択性の解析

参画期間:
FY2025-FY2027

代表者

奥山 輝大
東京大学 定量生命科学研究所 教授
ヒトが他者と円滑に社会コミュニケーションをとるために、相手の気持ちに同調する「共感性」という能力は重要な意義を持ちます。私たちはこれまでに、腹内側前頭前野(vmPFC)ニューロンが一部の共感現象において中核的機能を担っていることを見出してきました。本課題は、このvmPFCニューロンがどのように自己と他者についての情報を表象しているか、さらにその表象が本当に共感において必要なのかを検証することで、「共感性」という高次脳機能を世界に先駆けて理解することを目指します。