参画期間:
FY2025-FY2029
代表者

高尾 昌樹
国立精神・神経医療研究センター 病院臨床検査部 部長
医学・科学の進歩による精神・神経疾患克服が進む過程で、ヒト死後脳を使用する研究は重要です。死後の脳は病理解剖によって得られますが、解剖数は年々減少しています。そのため、ヒトの脳の病気を理解し、さらに治療に繋げるために必要な、死後の脳組織研究に支障がでています。そのため、ヒトの死後脳を収集して、適切に研究に使用できるためのブレインバンクを運営しています。現在、日本の17施設からなる日本ブレインバンクネット(JBBN)により、日本・世界の研究への貢献を目指しています。ブレインバンクは患者さん、患者さん御家族の希望と同意による病理解剖が前提となります。研究者だけではなく、研究者以外の方が、ブレインバンクに興味を持っていただきたいと思います。ブレインバンクが、医学の発展と人類への希望となるように、我々も努力を継続しています。