参画期間:
FY2024-FY2029
代表者
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渡部 文子
東京慈恵会医科大学 総合医科学研究センター 教授
脳高次機能の制御にはシナプス可塑性が重要な役割を担うと考えられ、その分子細胞メカニズム研究が世界中で展開されています。我々はこれまで、脳領域や細胞種固有の細胞内シグナル伝達に着目したシナプス可塑性の研究を進めてきました。さらにこのような細胞生物学的知見に立脚し、シナプス可塑性を人工的に操作するための革新的な細胞内シグナル伝達系制御ツールを開発してきました。本研究ではこれらのツールをさらに発展させ、情動価の変容メカニズムを解明し共感性ダイナミクスの理解にまでつなげることを目指します。