代表者
長谷川 功
新潟大学 医歯学系 教授
文を読むときには「さ・と・う・は・あ・ま・い」→「≪『さ・と・う』・は≫・『あ・ま・い』」のように無意味な文字列が次々と上位の言語単位に連結されます。こうした言語の構造化が抑制性脳回路の一時的な脱抑制によって生じる仕組みを、健常者とてんかん・失語症の患者さんを対象とした機能的磁気共鳴画像や皮質脳波等の手法により明らかにします。また、サルに文字の代わりに記号を読みとらせて脳回路の動作や機能連絡性を相同の手法で調べ、ヒトとサルの行動と脳機能の異同を検証し、失語症の動物モデル開発の可能性を探ります。