多元的脳コネクトーム解析に基づくてんかん病態の解明と新規ネットワークモデュレーション法の開発

参画期間:
FY2025-FY2029

代表者

松本 理器
京都大学 医学研究科 教授
本研究は、難治焦点てんかん患者を対象に、頭蓋内脳波とMRIデータを精緻に統合し、正常(生理的な脳機能ネットワーク)と病態(てんかん)のネットワーク構造を抽出します。脳機能の中では言語に注目し、非ヒト霊長類(コモンマーモセット)の記録を活用して種間比較を行い、言語関連のネットワーク構造を明らかにします。これらの多元的な脳コネクトーム解析から得られる知見を基盤に数理モデルと機械学習を用いててんかんのコアネットワークを分離し、侵襲・非侵襲的な微小電気刺激の最適パラメーターを探索することで、てんかんのネットワーク病態の解明と新たなネットワークモデュレーション法の開発をめざします。

分担者

荒川 芳輝
京都大学 大学院医学研究科 教授
鴻池 菜保
京都大学 白眉センター 特定准教授
行木 孝夫
北海道大学 大学院理学研究院 教授
篠山 隆司
神戸大学 大学院医学研究科 教授
藤吉 弘亘
中部大学 理工学部 教授
美馬 達哉
立命館大学 先端総合学術研究科 教授
林 拓也
理化学研究所 生命機能科学研究センター チームディレクター