参画期間:
FY2025-FY2029
代表者

今水 寛
株式会社国際電気通信基礎技術研究所 脳情報通信総合研究所 認知機構研究所 所長
本研究は、加齢や精神・神経疾患に伴う記憶機能の低下を予測し、その回復を支援する基盤技術の開発を目的としています。作業記憶・エピソード記憶・注意機能に着目し、脳全体の動的結合状態(ダイナミクス)を解析して「ダイナミクスマーカ」を作成します。これにより、疾患を超えて共通する脳の特徴を明らかにし、認知機能低下や認知症発症の予測に役立てます。さらに、このマーカを応用してfMRIによるニューロフィードバック訓練システムを開発し、記憶機能回復の新たな基盤技術を構築します