代表者
他田 真理
新潟大学 脳研究所 教授
アルツハイマー病 (AD) は認知症の最も頻度の高い原因疾患で加齢に伴い発症します。「どこで、どの細胞が、どのように変化しているのか」、特定の微小環境で生じるグリア細胞間や神経-グリア細胞間の応答の変化を知ることは、ADの病態を考える上で重要です。私達は、若年者、健常高齢者、ADの患者さんの病理解剖由来の脳組織を用いて、細胞ごとの遺伝子発現情報を取得し脳切片の上にマッピングし、遺伝子発現デジタルアトラスを作成します。これを多くの視点から行われているADの研究に利用し、病態解明を目指します。