アストロサイトによるalpha-Synuclein凝集伝播制御機構に関する研究開発

代表者

花房 洋
名古屋大学 大学院理学研究科 准教授
パーキンソン病は、alpha-Synuclein (αS)蛋白質が、脳神経細胞内に凝集・蓄積することで起きると考えられています。アストロサイトは脳に豊富に存在するグリア細胞で、通常、神経保護的に機能しています。一方疾患期には、アストロサイトは神経毒性を発揮することがわかってきました。しかしアストロサイトが、αS蛋白質凝集・伝播にどのような影響を与えるのかは不明なままです。本研究では、in vitro共培養系を用い、αS蛋白質凝集・伝播におけるアストロサイトの役割を明らかにすべく研究を行います。