タウオパチーは、神経細胞のタウというタンパク質が凝集・蓄積することで発症する認知症です。しかし、タウがなぜ凝集し、蓄積するのか？また、どのように神経細胞死が生じるのか？などの発症機構は明らかになっていません。私達は、脳内のタンパク質恒常性維持機構の変容が生じる機構を明らかすることでタウオパチーの発症機構を理解し制御することを目指します。　特に、神経細胞とグリア細胞、そして末梢免疫細胞との相互作用に着目し、タウオパチーを含む神経変性疾患に対する革新的な創薬、疾患特異的診断法の開発へ展開します。