代表者
榎木 亮介
自然科学研究機構 生命創成探究センター 准教授
恒温動物である哺乳類は、幾つかの種において、冬季の体熱産生源が不足する厳しい環境下において「冬眠」を発動し、極端な低体温-低代謝状態となりますが、その神経生理学的なメカニズムは殆ど分かっていません。本課題では、光イメージング計測を基軸に、”シリアンハムスター”と、”冬眠モデルマウス”を用い、冬眠状態の大脳皮質および視床下部領域の神経生理機能を解析することで、将来のヒト人工冬眠に向けた脳神経科学の作動原理を解明することを目指します。