代表者
大木 研一
東京大学 大学院医学系研究科 教授
ヒトの個性はどれくらいが遺伝的に決まり、どれくらいが他の要因で決まるのでしょうか?この問題は究極的には脳にある数百億の神経細胞の機能のどれくらいが遺伝的に決まり、どれくらいが他の要因で決まるのかという問題に帰着します。革新脳では、割球分離または受精卵クローンによりマーモセットの一卵性双生児が作成され、遺伝的に同一な個体で神経細胞の機能の類似性を調べる絶好の機会です。本プロジェクトでは、マーモセットの一卵性双生児においてどれくらい視覚野にある神経細胞の機能が類似しているのかを、MRI, 広域2光子カルシウムイメージング、全ゲノムシーケンス等を駆使して、マクロからミクロまで多階層の空間スケールで網羅的に機能・構造の比較を行います。
分担者
黒滝 陽子
実中研 マーモセット基盤技術センター 副センター長