構造生物学との連携による新規レビー小体病マウスモデルシード増殖系の開発

代表者

上村 紀仁
大阪公立大学 大学院医学研究科 講師
本課題では、レビー小体病(LBD)患者脳から抽出した疾患特異的αSynシードを基に、独自の試験管内増幅(Uemura, Nat Commun. 2023)を行い、ヒトαSynのみを発現するマウス脳に接種してLBDモデルを開発します。さらに、同マウス脳よりαSyn線維を抽出し、新たなシード源として利用する手法を確立します。これらαSynシードおよび増幅αSyn線維は、クライオ電子顕微鏡によって高分解能構造解析を行います。また、作出したLBDモデルマウス脳組織内αSyn線維の可視化技術を開発し、細胞毒性機構の解明を行います。

分担者

山形 敦史
理化学研究所 生命機能科学研究センター 上級研究員