経路選択的な標識・操作技術を発展させたウィルスベクター開発:マーモセット皮質基底核ネットワーク解析への応用

参画期間:2021-2023
代表者
小林 和人

小林 和人

福島県立医科大学 医学部 教授

我々の研究グループは、経路選択的な神経回路標識・操作技術を開発・応用し、マーモセット大脳皮質-基底核回路をモデルとしてその構造と機能の解析に取り組んできた。本研究では、AAVベクターのdouble-floxed inverted orientation (DIO) システムにおける問題点であるCre非依存的遺伝子発現の防止に取り組み、この新手法を応用してマ-モセット視床線条体系の機能を化学遺伝学的に操作する。また、ウィルスベクターコアとしてベクター作成・提供の支援を行う。