アデノ随伴ウイルスベクターを用いた生体マーモセット中枢神経系の細胞種特異的遺伝子ノックダウン/ノックアウト法の開発

参画期間:2017-2020
代表者
平井 宏和

平井 宏和

群馬大学 大学院医学系研究科 教授

細胞種特異的プロモーターを組み込んだウイルスベクターは、時期、細胞腫特異的に外来遺伝子を効率的に発現できるツールとしてげっ歯類を用いた研究で急速に広まっています。これまでにマーモセットで使用できるアストロサイト、ニューロン、小脳プルキンエ細胞などの細胞群特異的に働くプロモーターを開発して来ました。本研究では、開発したプロモーターを搭載したAAVベクターとmiRNA、CRSPR/Cas9法と組み合わせることで、マーモセットの中枢神経系において細胞種特異的に遺伝子ノックダウン/ノックアウトができることを検証し、さらにこの技術を用いて精神・神経疾患マーモセットモデルを作成することを目的とします。