疾患病態における認知・行動を司る神経回路の解明

代表者
橋本 亮太

橋本 亮太

国立大学法人 大阪大学大学院 連合小児発達学研究科 准教授

統合失調症は、幻覚・妄想などの陽性症状、意欲低下・感情鈍麻などの陰性症状、認知機能障害などが認められ、社会機能の低下を生じる代表的な精神疾患である。統合失調症にて障害される認知機能、脳神経画像、神経生理機能などの神経生物学的で定量可能な中間表現型は、その病態メカニズムを解き明かす鍵と考えられている。本研究では、統合失調症の中間表現型(脳画像・生理・認知行動)を用いて病態神経回路を解明し、トランスレータブルな脳・行動指標を開発することを目的とする。