神経変性疾患のタンパク凝集・伝播病態と回路障害の分子イメージング研究

参画期間:2019-2023
代表者
樋口 真人

樋口 真人

量子科学技術研究開発機構 量子生命・医学部門 量子医科学研究所 脳機能イメージング研究部 部長

神経変性疾患の多くは、タウ、αシヌクレイン、TDP43などのタンパク凝集体の脳内沈着を特徴とし、凝集体が神経回路を通じた伝播をきたし、これに伴い神経回路の機能変化が、疾患ごとに多彩な症状を引き起すと考えられる。本研究では、世界初、日本発となるタウ病変およびAMPA受容体PETプローブを用いて、ヒト患者、凝集体モデル動物を種横断的にイメージングし、神経変性疾患の分子病態の解明を目指す。これと共に、αシヌクレインおよびTDP43病変のプローブの開発も推進する。

分担者
  • 長谷川 成人

    東京都医学総合研究所 認知症・高次脳機能研究分野 分野長
  • 高橋 琢哉

    横浜市立大学 医学研究科 教授
  • 富田 泰輔

    東京大学 大学院薬学系研究科 教授