霊長類脳の網羅的回路マッピングに向けた要素技術開発

代表者

上田 泰己

東京大学 大学院医学系研究科 教授

私達の研究グループでは、近年開発に成功した全脳3次元イメージング技術“CUBIC”を活用し、1) ウイルストレーサーとCUBICを組み合わせた、全脳スケールの神経回路マッピングの研究スキームを確立すること、2) サイズの大きな霊長類脳を対象として、組織透明化・イメージング技術のスケーラビリティを拡張すること、の2点にフォーカスして、「霊長類脳構造・機能マッピングの効率化」を可能とする技術開発を目指します。これらの開発を通じ、本事業が達成目標とする霊長類脳の回路マッピングのための要素技術を提供することを目標とします。