経路選択的な標識・操作技術を応用したマーモセット大脳皮質—基底核 ネットワークの構造・機能マッピング

参画期間:2017-2020
代表者
小林 和人

小林 和人

福島県立医科大学 医学部 教授

本研究では、マーモセット脳に最適化させた経路選択的な神経機能操作と神経回路解析技術を応用・発展させ、種々の精神神経疾患と関連の深い大脳皮質・視床・黒質―基底核ネットワークの構造・機能マップの作成に取り組みます。代表機関では、特定の神経細胞の選択的除去と伝達抑制技術を用いて各経路を操作し、運動制御や認知機能における役割を行動生理学的に解明します。分担機関では、基底核回路で重要な機能を果たすと予想されるグルタミン酸受容体やドーパミン受容体に対し、マーモセットに適用可能な特異抗体などのプローブを開発し発現細胞マップの作成を行うとともに、経路選択的な標識技術を応用しシナプスレベルでの分布様式を明らかにします。

分担者
  • 山崎 美和子

    北海道大学 大学院医学研究院 准教授