霊長類脳とヒト脳の対応のための新規MRI技術の開発

tanaka

田中 啓治

脳神経科学研究センター
認知機能表現研究チーム

本プロジェクトでは霊長類脳とヒト脳の対応を明らかにするため、ヒト脳の脳ネットワークの構造と機能を調べる手法として新規MRI技術、特に脳全体のイメージングを高速にかつ高分解能で行う技術の開発を行います。開発の鍵となる技術は、1)マルチバンド撮像技術、2)並列共鳴励起法、3)高空間分解能拡散テンソル法です。マルチバンド撮像技術は1−2秒の間にヒト全脳を1ミリ以下の空間分解能で撮像することを可能にします。並列共鳴励起法は、前頭眼窩野や側頭葉腹側部などでの磁化率不均一による信号損失を解決する技術です。また、頭の動きが大きな問題になるヒトに適用できる高空間分解能拡散テンソル法を開発することは、ヒトの脳ネットワーク構造解析のために重要な基盤となります。